2007年05月06日
読んだ本レビュー: 覚悟の技術
仕事やプライベートの様々な場面での人の行動や考え方を対比してみせ、自分がどういった傾向で物事を考えているのかを気づかせてくれます。この本ではその考え方の違いを「さらりーまいんど vs ビジネスまいんど」といった形で表現しています。
では、本書内の一説を紹介しましょう。
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頑張るという VS やり遂げるという
【【【 さらりーまいんど 】】】
頑張るという
難しくて厳しい期限の仕事を依頼されたとき。
(無理です!)
(できるわけないだろ!)
と、心の中で激しく抵抗。でも、結局、
「とにかく、頑張ります!」
一見、前向きで責任感のありそうな返事。
内心は、頑張ってできなかったら「ごめんなさい」なんだけどね。
【【【 ビジネスまいんど 】】】
やり遂げるという
依頼は、期限までに完了させることです。これが目的のはずです。この依頼を引き受けたということは、その約束をしたということですから、必ず、やり遂げなければなりません。
頑張ろうが、一生懸命やろうが、そんなことは関係なく、結果を出すことが重要なはずです。前向きの姿勢や返事は、ジェスチャーでしかないのです。裏を返せば、頑張ったけどできなかった場合は、許されるという意図が含まれているのです。特に日本ではこれが顕著のようです。
しかし、どんな事情であれ、完成できなければ、依頼主に迷惑が掛かります。ただ、謝罪して許されるものではありません。やはり何が何でもやり遂げるという「覚悟と責任」が必要です。むしろ、苦労せずにできるのなら、それに越したことはないのです。
■ 覚悟の技術 009 ■
サラリとやり遂げることが理想の姿。
頑張るのは当たり前。
努力は、もっと高いレベルでやれ。
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と、いうような形で覚悟の技術が全55説にわたって紹介されています。
上で紹介した例でいいますと、実際の職場などではもう少しいろいろな事情が絡み合いこう単純にはいかないでしょう。私の場合はこう判断します。「やり遂げる責任が果たせそうにない場合」はこの仕事を断ります。できそうもない仕事を請けてしまう、というのも一つの無責任の形だと思います。
ただ、どうしてもやらざるを得ない。一か八かでやるしかない。そういう時もあるでしょう。その時は腹をくくり、覚悟を決めてやります。結果が出せなければ、それなりの評価を受けるのも覚悟の上で。
いろいろな場面で自分は、さらりーまいんどな考え方かビジネスまいんどな考え方か気づかせてくれるいい本でしたね。あまり説教くさくないですし、字数もさほど多くないので読みやすいですよ。
投稿者 zunichi : 22:09 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月03日
読んだ本レビュー: バカの壁
バカの壁
養老 孟司 
「バカの壁」、これは言い換えれば「常識の壁」とか「意識の壁」とかいうものです。誰しもいろいろな人との関係のなかで、「話が通じない・・・」「気持ちが伝わらない・・・」といった経験をしていると思います。何故そうなってしまうのか?そこにはお互いの間に「バカの壁」が存在するからだ、と著者の養老孟司氏は指摘しています。
そして、その「壁」とは何なのか?何故そんな「壁」があるのか?といったことを様々な切り口で解いてくれる本です。
人との関係のなかで「壁」があると意識せざるを得ないようなことは多々あると思いますが、その「壁」の正体についてはよく分からない場合が多いはずです。勿論、私もそうです。この本を読めば、その”壁の正体”がいろいろと見えてきてスッキリできるかもしれません。私はスッキリしました。
本の中の一説を紹介します。
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「知る」と「死ぬ」
人間は変わるということについていえば、学生たちを教えていてしみじみ思うのが、彼らは勉強しないという以上に、勉強するという行為の意味を殆ど考えたことがないのではないか、ということです。それをしみじみ感じる。
勉強するということは、少なくとも知ることとパラレルになっている。知ること=勉強することではないが、非常に密接に関係があるのは当然です。
<中略>
その後、自分で一年考えてでてきた結論は、「知るということは根本的にガンの告知だ」ということでした。学生には、「君たちだってガンになることがある。ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう」と話してみます。
この話は非常にわかり易いようで、学生にも通じる。そのぐらいのイマジネーションは彼らだって持っている。
その桜が違って見えた段階で、去年まではどういう思いであの桜を見ていたか考えてみろ。多分、思い出せない。では、桜が変わったのか。そうではない。それは自分が変わったということに過ぎない。知るというのはそういうことなのです。
知るということは、自分がガラッと変わることです。したがって、世界がまったく変わってしまう。見え方が変わってしまう。それが昨日までと同じ世界でも。
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「人間は変わらない」というふうに思っている人達が多いなかで、「人は常に変わっている」ということを説いている一説です。つまり、「知る」ということは、それまでの自分が「死ぬ」。そして、新たな自分となって生まれ変わる、ということなのだと。
なるほど、と思わせられました。
というようにいろいろな「壁」を見せてくれる本です。おススメです。
投稿者 zunichi : 03:20 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月28日
読んだ本レビュー: 「原因」と「結果」の法則
「原因」と「結果」の法則
ジェームズ アレン James Allen 坂本 貢一 
--- この宇宙を動かしているのは 混乱 ではなく 秩序 です ---
この本は、英国が生んだ謎の哲学者、ジェームズ・アレンによって100年ほど前に書かれたものだそうです。自己啓発書の原典と言われ、聖書に次ぐベストセラーと言われているそうです。
内容は、題名の通り「原因」と「結果」の法則が人の人生を題材に書かれています。良い結果が得られた時も悪い結果が得られた時も、必ずそうなった「原因」があるということ。「原因」は自分の内側に存在していることなどを教えてくれます。
深い中身の本ですが、ページ数はそれほど多くなくサラッと読めてしまう点がおすすめ。
以下に、お気に入りの一説を紹介します。
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あなたは あなたがなろうとする人間になる
卑しい心は 失敗の原因を見つけるべく 環境に目をやるかもしれない
しかし 気高い心はそれをたしなめ つねに自由である
気高い心は時間をしたがえ 空間を征服する
それは 偶然というほら吹きの詐欺師を怯えさせ
環境という専制君主から王冠を奪い 意欲的に奉仕する
人の意思 その不可視のパワー その不滅の魂の子孫は
いかに分厚い岩壁をも貫き 目標への道を切り開く
遅々とした歩みのなかでも 忍耐を崩してはならない
理解するものとして待つことだ
気高い心が立ち上がり命じたならば 神々は必ずそれに応えてくれる
by ジェームズ・アレン
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